直感

技術はできるだけ直感的であるべきだ。
技術が「適切な方法」を用いて「適切な条件」の基に利用されて初めて価値を持つことを考えれば、「適切な方法」と「適切な条件」の直感的な分かりやすさがその技術の価値を決めるといっても過言ではない。例えば、「不適切な方法」を用いた技術は機能しないかもしれないし、「不適切な条件」の基に利用された技術はその性能を発揮できないかもしれない。また、いくら「適切な方法」と「適切な条件」が詰め込まれてるといっても、大きく膨らんだマニュアルは読み手を圧倒して利用を諦めさせるかもしれない。乱暴に言えば、世界に使える人が100人しかいない技術は、同等の性能を持ち10000人が使える技術の1/100の価値しかない。

「その技術が直感的かどうか」は技術者が本気で取り組むべき問いだ。